最新家電・テクノロジーから見えてきた、未来のヒント(後編)
Dentsu Lab Tokyoの なかのかな です。ラボのR&D活動の一環として、毎年9月にベルリンで開催される欧州最大級の家電見本市「IFA(イーファ)2024」で、最新の家電やテクノロジーの動向を視察してきました。後半は展示を中心にご報告します。
韓国、中国、そしてトルコ
日本で海外の家電といえば、SAMSUNG、LGなどの韓国メーカー、Midea、Haier 、TCLといった中国メーカーの印象がありますが、IFAでそれらの企業と同規模のブースを構えていたのがトルコの「VESTEL(ヴェステル)」です。日本ではあまり耳にしない名前ですが、トルコは地理的にも欧州や中東、アフリカの中間に位置しており、製造業の生産拠点としてのプレゼンスを高めているそうです。白物家電、テレビ、バッテリーソリューションやメディカル用途の冷蔵ボックスまで多様な製品がそろっていました。
キノコ由来のMYCONOMで作られたエコ緩衝材や、トルコ特産のオリーブオイルを作る過程で廃棄される種を活用したバイオプラスチックBioliveを使用した製品シリーズなど、サステナビリティ施策の展示もありました。どちらも協業先はトルコ国内のスタートアップという点にも勢いを感じます。
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デジタル・ヘルスの分野では、SAMSUNG
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