地元が一体となり飾る “フィナーレ”!中野の大規模音楽祭の裏側に迫る
「このフィナーレは、未来へのファンファーレ」
2023年7月、50年間に渡って国内外のアーティストが数多くのステージを行い、中野区のアイコンとして愛されてきた中野サンプラザが閉館。同年5月から、冒頭のキャッチコピーを冠した大型音楽イベント「さよなら中野サンプラザ音楽祭」が約2カ月間開催されました。
200人以上のアーティストが参加し、計37公演を披露。開催中は中野区役所や同駅を囲む4つの商店街とともに大々的なPRを実施。それは、アーティストや音楽ファンはもとより、街全体を巻き込み、中野サンプラザを愛する人々が一体となって盛り上げた、これからの中野のまちづくりへとつながる“フィナーレ”でした。
エンターテインメントとまちづくりを融合させ、約6万人が訪れたイベントはどのように企画され、実現へと至ったのか。
同音楽祭を企画し、アーティストとの交渉、商店街との連携など総合プロデュースを担当した電通の川合紳二郎氏、北川公也(ともや)氏、紅村正雄氏、そして株式会社中野サンプラザ執行役員 管理本部長の渡邊武雄氏、2029年に開業予定の「(仮称)NAKANOサンプラザシティ」再開発事業の代表幹事会社である野村不動産中野プロジェクト推進部の五箇孝慎(ごか たかのり)氏が座談会を開催。前編となる本記事では、大規模音楽祭実現の舞台裏
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