資生堂の2022年グループEC売上は3500億円規模。EC化率は33%で2025年に4割が目標
資生堂の2022年12月期決算におけるEC売上高は約3522億円規模で、為替影響と事業譲渡の影響を除いた数値から算出した売上成長率は同1%増だった。
連結売上高は前期比0.9%増の1兆674億円。EC化率は前期比1ポイント減の33%だった。
中国市場のダブルイレブン鈍化が影響したものの、ハイプレステージブランド・製品ラインを中心に健闘、全体でのプラス成長を維持した。
国内におけるEコマース売上高は、1ケタ台半ばの伸長率だったという。2022年9月にローンチした新会員サービス「Beauty Key」の会員獲得数は目標を超えて推移、アプリやCRMによる購買が寄与しているという。
中国におけるEコマースは、第4四半期(2022年10-12月期)において、ダブルイレブン市場の成長が鈍化したものの、年間ではプラスを維持した。
2025年にはグローバルEコマース売上比率40%をめざす。媒体費に占めるデジタル比率は引き続き90%で、特に日本と欧州事業にフォーカスしていく。
日本市場ではアプリダウンロード数を伸ばす活動に注力し、愛用者基盤の構築、OMOの進化へとつなげていく。
今後の目標値(画像はIR資料から編集部がキャプチャ)
※このコンテンツはWebサイト「ネットショップ担当者フォーラム - 通販・ECの業界最新ニュースと実務に役立つ実践的な解説」で公開されて
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