【商標権のライセンス】M&Aを使わない中小企業の事業承継・引継ぎ支援の方法

　経営者がご高齢であることを理由に，商工会議所や商工会からM&A等を使って中小企業の事業承継・引継ぎ支援の案内を紹介されることも少なくないと思います。　彼らが言っておられることもごもっともなのですが，完全に事業そのものを知らない他人に譲り渡してしまうのはやはり抵抗があります。　可能な限り，自分で育てた事業は自分の手元に置いておきたいというのは経営者の皆様の本音だと思います。　事業承継は何も事業をそっくりそのまま譲り渡してしまう必要はありません。商標権を利用して，他人に自社の名称だけを使用許諾し代わりに販売部門や製造部門だけ，ある１部門だけを他社に自社の名称でやってもらったり，地域を限定してある地域だけを別の事業者にやってもらうという方法もあります。　そして，その事業者が信頼のおける事業者で，十分信頼に足る人だということがわかれば，その部門を切り離して部門単位で営業譲渡をしたり，相続させたりすることも商標権を利用したライセンスという方法では可能になります。続きをみる
Source: Note 起業ニュース

リンク元