イノベーションとは、人の行動を変えること
イノベーションというと、なかなかその意味がわかりづらいです。私たちはイノベーションについてどれくらい知っているのでしょう。イノベーション(innovation)という言葉は、〜の中へ(in)+新しい(novare)+事を表す(tion)という具合に分解できます。新しい方へ向かって行動を起こすこと、と訳すことができるでしょう。イノベーションに似て非なるもの、それは新規事業(New Business)や発明(invention)などがあります。新規事業は新しく始めるビジネス、発明はこの世の中にまだなかったものを見つけることです。ここにイノベーションとは大きな違いがあります。最大の違いは時間軸の違いにあります。イノベーションの本質は、新規事業や発明から生まれる製品・サービスが人々の暮らしの中に定着し、それを通じて人々の行動が変わることを指すと言えます。そこまでやって初めてイノベーションなのだと、後世の人々が歴史を遡って評価するのです。つまり、イノベーションというものは、世に出てから人々の暮らしが変わるまで時間が結構かかるのです。新規事業や発明は、それらはイノベーションの種の可能性はあっても、まだまだイノベーションとは言えないのです。社会で揉まれて定着し、人々が採用して行動を変えるところまでやって初めてイノベーションと言えるのです。最近の事例では、ZOOMがイノベーションだと言えるでしょう
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