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モノづくり、VUCAはどこにある?

現代は、企業が変動性(volatility)・不確実性(uncertainty)・複雑性(complexity)・曖昧性(ambiguity)の四重苦に苦しむVUCAの時代と言われ、この状況を乗り切るため企業活動に即興的な創発性が必要との声が高まっています。それは基本線として正しいと思うのです。ですが、企業活動を顧客に《価値(顧客にとっての価値)》を提供するプロセスとして考えたとき、モノづくりにおいてプロセスの全体が同じレベルで即興的・創発的である必要はないと思うのです。《顧客にとっての価値》は、かつてはモノの使用価値および所有価値で測られていました。それが、今は、モノを使うことで得られる体験価値が重視されるようになり、その動きの中で所有価値がもつ意味は小さくなりつつあると思います。ですが、モノを使うことで得られる体験価値の方はモノの使用価値に大きく依存しているはずだと思うのです。ということは、モノの使用価値を決める性能と品質が安定していないと、顧客が得られる体験価値にバラツキが生まれてしまい、体験価値を提供する企業が顧客から信頼を得られない結果を招いてしまうことを意味します。したがって、モノづくりには、安定性(stability)と確実性(certainty)が必要になります。安定性と確実性を最も実現しやすいのは、可能な限り単純さ(simplicity)と明快さ(clarity)

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