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井上達彦著「ゼロからつくるビジネスモデル」を読んで〜第一部〜

この本ではビジネスモデルの基本から、分析から発想への飛躍、発想を形にして検証、ビジネスモデルの発展的学習を様々な具体事例を用いて説明されている。第一部となるビジネスモデルの基本では、まずビジネスはどのように生まれるのかが書かれている。ビジネスは発見か創出によって生まれており、発見は客観性に基づいた科学的アプローチ、創出は主観に基づいた芸術的アプローチによりうまれることが書かれている。また、ビジネスモデルとは、儲けの仕組みのためだけではなく社会の困りごとの解決策を実行する手段として存在するものである。会社のミッションとも関係が深く、会社の存在価値を示すためにも重要であると書かれている。この本では、ビジネスモデルに重要な4つの箱が紹介されている。それは顧客価値提案、利益方程式、主要経営資源、主要業務プロセスである。またさらに包括的にビジネスモデルの要素を分解するフレームワークであるビジネスモデルキャンバスでは、顧客、チャネル、コスト、パートナーなども要素として追加してビジネスモデルをさらに深く分析できる。この他にもビジネスモデルの分析フレームワークがある。ピクト図解では、ヒト、モノ、カネ、関係性、タイムラインなどを記号で表し、ビジネスモデルを直感的に理解できるように図式化させることができる。一部の最後にはビジネスモデルの創出が書かれている。ビジネスモデルの創出のためには分析、発想、試作

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