2021年の「W11(独身の日)」について、天猫での結果をレポートします(vol.39)
2021年11月に行われた中国の「独身の日」(W11)について、中国国内「天猫(Tmall)」の最新状況と、日本商品の取扱高ランキング、トップインフルエンサーランキングをお伝えします(1元=17.5円で換算。データの一部はエフカフェの試算です)。
2021年は前年比108%の9.45兆円
2021年の取扱高は9.45兆円で、成長率は108%でした。2020年は成長率が185%でしたから、大幅にダウンしています(中国元での比較)。これまで125%以上の成長率を記録していましたが、過去最低の成長率となりました。
2021年のW11の取扱高がなぜ伸び悩んだのか。筆者が思う理由は以下の3つです。
独占禁止政策の実施により、多くのブランドがモールで販売できる状況になった
KOLを中心に毎日開催されている生放送や、新興SNS(快手、TikTok)の影響により分散した
年間を通じて大きなキャンペーンの開催頻度が増加したことにより、購入意欲が低下した
もっとも、伸び悩んだとはいえ9.5兆円もの取扱高を叩き出しており、市場の大きさが圧巻であることに変わりはありません。また前提として2019年と2020年以降は開催日数が異なります。
2019年まで:
11月11日の1日の
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