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【レビュー】映画「マトリックス レザレクションズ」はテクノロジーをうまく解釈、描いているが駄作

この年末に公開されている「Matrix(マトリックス)」の新作は、ちょっとした失敗だったように思う。アクション、キャラクター、テンポ、ビジュアルなどは、ほとんどの面でしくじっていた。だが意外な点で成功していた。テクノロジーと私たちの関係について、説得力のある内容を提示している。
(この先「The Matrix:Resurrection(マトリックス レザレクションズ)」のネタバレがあるのでご注意を)
私たちの住む世界は現実ではない、というオリジナルの「マトリックス」の前提は、独創的とはいえなかった。だが、それを深くSF的にアレンジしたもの、つまり、シミュレーションを使った大衆受け狙いの「ターミネーター的ロボカリプス」は、説得力があり、上々の出来だった。当時、スマートフォンは存在せず(それゆえ、スマートフォンへの不健全な依存もなかった)、ロボットは初歩的、AIはまだSF的で、ソーシャルメディアといえばICQとチャットルームという時代であった。「Oh, blessed ignorance(無知は幸いだ)」。
つまり、恐怖や脅威がテクノロジーから生まれるというのは、表面的な見方にすぎない。人類を生きた電池に変えてしまったのが、たまたま機械だったというだけだ。結局のところ、パラノイア(極度の心配性)が不安に思ってきたのは、(秘密結社)イルミナティが世界の真実を隠しているということであり、そ

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