複数の外資企業で熾烈な社内覇権争いを経験してきた知人が、既存組織を刷新して経営基盤強化を目指すプロジェクトのオファーが再び舞い込んできたら、今度は必ず実行したいことがあるといいます。それは、最古参の従業員に退場をお願いするということです。「余人をもって代えがたい」という評価を受けている人材も敬遠した方が賢明です。企業の人材は大事な資産ですが、「新しい酒は新しい革袋に」という教えがあります。これは2000年以上も前に人類が学んでいる知恵です。既存組織の刷新に着手する際、まずは当座の業務継承のため、および、取引先との既契約に拘束されるために、どうしても、社内事情や業界の商習慣に詳しい人物が必要です。経営陣の刷新によって生じる混乱を最小限に抑えるためです。その人事の需給関係を古参の従業員は本能的に知っています。自分がいなければ会社はまわらないと本人は確信しています。続きをみる
Source: Note 起業ニュース
コメント