人生100年時代の大学!? LRCとは
「人生100年」といわれ始めて久しい。織田信長が「人間、五十年」と吟じて舞ったことを考えれば、なんだかちょっと申し訳ない気持ちすらする。
筆者は現在、53歳。自分では、シニアとヤングの真ん中くらいにいるつもりだが、編集部では、もはや古参。若い編集者にいわせれば、いやいや53歳は立派なシニアだよ、ということになるだろう。
何歳からがシニアなのかという議論はさておき、魅力的なシニアにはなっていきたいものである。そこに欠かせないのは「経験」と「学び」ではないかと筆者は思う。これまでのことと、これからのこと。特に後者に関して「もうこれ以上、学ぶことなど何もない」と諦めた瞬間に、人は一気に年老いてしまうような気がしてならない。これが、53歳の本音だ。
この連載では、そんなシニアの本音に迫りつつ、人生100年といわれるこの時代のシニアのあり方について、迫っていこうと思う。
文責:ウェブ電通報編集部
「シニアのための大学」とは、「複線的な人生」へのチケットである。
早稲田大学が2022年の4月に立ち上げるLife Redesign College(以下、LRC)について、早稲田大学 社会人教育事業室 室長 守口氏はこう語る。「これまでは、直線的な人生だったんだと思うんです。一流の大学に入って、一流の会社に勤めて、それなりに出世を
コメント