デジタル表示の先を行く、駅構内のOOH
駅構内には、さまざまなポスターや看板がありますが、都市部の駅などでは、デジタル化された広告も増えています。駅構内のOOH(Out Of Home:屋外広告・交通広告)は、これまで広告を掲出する場所を決めて、そこに一定期間掲出するのが主流でした。
しかし最近では、視認データなどに基づき、掲出する広告をフレキシブルに変えられる「プログラマティックOOH」という試みが進んでいます。「プログラマティックOOH」とはどのようなものなのか?Osaka Metro Groupの広告事業を担う「大阪メトロ アドエラ」(※1)の取り組みを、同社のデジタルマネージャー・荒井孝文氏に伺いました。
※1 大阪メトロ アドエラ:Osaka Metro Groupの駅や車内、施設にアクセスする人々に、リアルな生活動線上で的確に情報を届ける広告会社。
データを活用し、駅構内の広告を効率よく配信する
──まず、「プログラマティックOOH」を導入しようと考えた経緯を教えてください。
Osaka Metro Group、大阪メトロサービス(2021年4月1日に広告事業を大阪メトロアドエラに継承)は世の中のデジタル化に遅れをとっており、アナログ媒体のDOOH(Digital Out Of Home:デジタルサイネージを
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