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Uber配達バッグに入りきらない「巨大オードブル皿」を届けさせようとする港区の店

起業ニュース総合
(写真:飯配達夫)
UberEats配達員の大きなカバンは、もうおなじみになっただろう。しかし、そのカバンにすら入らないような、巨大容器を届けさせようとする店がある。もっとも印象深かったのは港区のオフィス街で営業している某店だ。(文:飯配達夫)【連載第13回】
クレームを受けるのは配達員なのに……
大きな円形の容器に盛り合わされたオードブル。パーティーフードの定番である。あの大型容器に盛り付けた状態でオードブルを配達させられたことがある。これのなにが理不尽かというと、皿が大きすぎて到底配達バッグに入らないのだ。
そば屋の岡持ちのように、片手運転で運べということらしい。あんな職人芸を一朝一夕にできないのは、読者にもわかってもらえると思う。客先に着いた頃には、盛り付けがぐしゃぐしゃになっているであろうことは想像に難くない。もしそうなった場合、クレームを受けるのは配達員だ。
別の容器に盛り替えるように頼んでみたが、店員は聞く耳を持たない。「今日は天気がもちそうですが、もし雨が降っていたらどうするんですか? 商品が濡れてクレームを付けられるのは僕たちなんですよ」と言ってみたが、埒があかなかった。
幸いなことに、このときは自転車後部に取り付けていた大型のカゴのおかげで、なんとか無事に配達することができた。しかし、カバンと違ってカゴは安定しない。巨大なオードブル容器を自転車で届けるのは難しい。

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