なぜ評価がイマイチ?
「これ、いいと思うんだけどなぁ」と感じる作品がイマイチ一般に受け入れられないということは昔からしばしばある。
近年だと2019年の大河ドラマ『いだてん~東京オリムピック噺~』がかなり面白かったが、戦国時代モノではないということと、1964年の東京オリンピックに関わった人たちの群像劇だったため「大河でやらなくても」との声もあった。僕も最初そう思っていたぐらいだし。
結果的に『いだてん』は第6回以降視聴率が最終回まで延々1ケタ台という状況が続いたが、ちゃんと観ている人には毎回感動をあたえていた名作。「しっかり観れば面白い、いいドラマだな」と今も確信している。
こちらのコラムでしばしば引き合いに出すガンダムシリーズにも、こういう不遇の名作扱いされるものがある。『機動新世紀ガンダムX』なんかは、その筆頭ではないだろうか。(文:松本ミゾレ)
「まともな人ばかりでネタにならない」という感想も
先日、2ちゃんねるに「機動新世紀ガンダムXがイマイチ人気ない理由」というスレッドが立っていた。ここに本作のイマイチ話題になりにくい原因を推察するオタクたちの意見がどしどし書き込まれている。
ちょっと引用させていただきたい。
「声がね(注:主人公ガロードの声のことと思われる。慣れれば味があるが、最初は誰もが戸惑う)」
「敵に魅力が足りない」
「Wの次ってのが運悪い」
「まともな人ばかり
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面白いのに!『ガンダムX』はなぜイマイチ人気がないのか……
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