EC業界の第一線で活躍する人々がどのようにノウハウや実績を積んできたかを解き明かす連載第1回は、今後の連載インタビューアーとなるEコマース先生「川添隆」氏です【前編】
「Eコマース先生」として個人の活動を行い、ビジョナリーホールディングス(メガネスーパーのグループを運営する親会社)取締役CDO兼CIOを務める川添隆氏。自身がどのようにECについての知見を積んでいったのか、その軌跡を語る。Eコマースが徐々に拡大を遂げ、私たちの生活に浸透していく中で、川添氏自身も学生から新社会人、そしていくつかの転職を経て、徐々にEC業界にのめり込んでいくようになる──。
「Yahoo!オークション」でスニーカーを買ったのが原体験
今でこそ、上場企業のデジタル・IT管掌役員、Eコマース先生としてECの普及・イベント開催や他社のアドバイザーなどを手がけている川添氏ですが、もちろんECに対して“素人”の時期もありました。そもそも川添氏がオンラインを介しての取引に興味を持ち始めたのは、どういったいきさつだったのでしょうか。きっかけは大学生の頃にさかのぼります。
──川添さんがネットでモノを買い始めたのはいつ頃からですか。
川添隆氏(以下川添):大学生の頃にスニーカーブームにあわせて中学時代の物欲を発散しようとしてNIKEの「ジョーダンシリーズ」を集めたくなったんです。しかし定価で買うと数を集め
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