1977年に打ち上げられた多惑星探査機Voyager 2が、ついに恒星間宇宙(interstellar space)に到達した。その双子であるVoyager 1が到達してから、6年が経過している。現在地球から約110億マイル(177億キロ)の場所にいるが、これは人類が作ったものが到達した2番目に遠い位置だ。
恒星間宇宙は、私たちの太陽の「太陽圏(heliosphere)」が終わるところから始まっている。太陽圏は巨大な放射線とプラズマの球体で、その中に惑星が包まれつつ守られている。2機のVoyagerにはこうしたものを観測できる機器が搭載されていて、どちらも大幅な電気的そしてプラズマ的なアクテビティの低下を示している。これが示唆するのは、彼らが太陽圏を離れたということだ。
Voyager 40周年にあたり、ミッションの画像と発見からベスト20をお届け【英語】
恒星間宇宙の正確な境界は論議の的だ。Voyager 1がその端にいた時、大いなる論争が巻き起こり、科学者たちはそれが恒星間宇宙に出たのか否かについて議論を行っていた。しかし合意は形成されて、今では多くの科学者たちが、両機が既に太陽圏を去ったことに同意している。
とはいえ両機は、多かれ少なかれオールトの雲によって定義される太陽系はまだ立ち去ってはいない(オールトの雲とは太陽の重力 ―― といっても本当に僅かなものだが ――
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Voyager 2が恒星間宇宙に到達、その双子の兄弟に追いついた
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