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コンセプトからすると「どんぐり」を食べたい

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前回もお話ししましたが、冷凍おせちメーカー「銀の森」との商品開発プロジェクト。最初にやったのは、企業が進むべき道を示す「ビジョン」を明確にすることでした。恵那の地で、当たり前のように山や森の恩恵を受けてきた「銀の森」は、「ひとと森が共生する社会」を理想として企業活動を行っていくことになりました。



「さて、山田さん。ぼくたち銀の森だけで商品開発をすると、自分の生活や自分の財布からしか発想できないの。それって結局、自分たちの近所を『面』で抑えようという発想でしょ? でもね、それではこれからの時代、ダメだよね? 日本中、世界中にある『点』を『面』にすることができたら最高じゃない?そんなスイーツをつくってみてよ」

いまから思うと、ちょっと謎めいた渡辺会長の言葉に全てが詰まっていました。全国にある「点」を集めてくる原動力こそ「ひとと森は共生できる」という理想。それを伝え、共感してもらえる商品づくりが求められたのです。

「忙しい毎日に疲れた(都市)生活者に、『森のおすそわけ』を提供しようよ」

プロジェクトの冒頭から、漠然とそんなコンセプトは浮かんでいました。でも、それでユニークな具体策が生まれなければ、ただの「絵に描いた餅」です。

一つ目のポイントは世界観でした。「森のおすそわけ」に近そうな商品をいろいろ見たのですが、共通してファンシーで、カワ

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