Amazonや米大リーグも採用したECの価格戦略「ダイナミックプライシング」を用いるべき理由 | ECサイトの新価格戦略「ダイナミックプライシング」
みなさんは「商品の値付け」にどのようなイメージを持っていますか。慣習的なクリアランスセールでしょうか。それとも、競合店の価格をトレースするかのように毎日調査して価格を変更することでしょうか。
テクノロジーの進化はこのような“退屈な業務”から解放してくれるかもしれません。それも人的コストの削減だけにとどまらず、プライシング業務の速度向上、勘や経験に頼らずデータドリブンの値付けができるとしたら、どう思いますか?
これから紹介する「ダイナミックプライシング」は、日頃から値付け作業をしているショップにとっては業務最適化の近道になります。まだマーケティング戦略の一環としてプライシングに手を付けていないショップは、施策の幅が広がることでしょう。
本連載はECショップにおける、売上向上や利益最大化のためのプライシングを紹介します。
第1回は次の3点について理解しましょう。
ダイナミックプライシングとは
値付けが最強のマーケティング
ダイナミックプライシングの活用事例
1. ダイナミックプライシングとは
みなさん、「ダイナミックプライシング」という言葉はご存知でしょうか? 初めて聞く言葉かもしれませんが、日々生活しているとさまざまなシチュエーションで自然と体験しています。
たとえば、スーパーで販売している野菜です。キャベツやほうれん草などの野菜は出荷可能量(供給)と
コメント