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育休の終わり、すべての始まり

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育休という平凡

半年間にわたる育児休業が、もうすぐ終わってしまう。
わが娘コケコを風呂に入れる(というか一緒に入る)のはもともと僕の担当なのだが、最近は妻がそれをやっている。僕が復職した後も妻の育休はしばらく続く(※1)から、一人でも一通りできるように、というわけです。

それにしても、これから娘と別々に暮らすわけでもないのに、この引き離されるような感覚は何事か。ずっと一緒に居続けたせいで、寂しさの「閾値」(※2)みたいなものが下がっているらしい。こんな寂しさを忘れないでおこうと思う。

問.
半年間の育児休業を振り返って筆者が感じたことを20字以内で述べよ(句読点を含む)。

と自分で自分に出題してみる。20字で言えるわけないのだが、「君はコピーライターだろう」と内なる何かが言うのである。うーん…じゃあ、これでどうか。

ちょっと優しい人間になれた気がする。(18字)

えーーー、という声が聞こえそうだ。ここへきてその月並みな表現はなんだ、と。もっとキレとか意外性とかインパクトとか、はたまた「新登場感」(※3)のあるメッセージはないんですか、と。

ふふ。そんなのどうでもいい。

真実っていうのは、平凡なものだ。という意味のことを、作詞家の松本隆氏が言っていた(※4)。そうかもなあ、といま思う。
子どもを生んで育て

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