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コトバにする責任

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学生時代の可児さん


大阪で活躍するコピーライターの可児なつみさんは、美大の学生時代、京都の中華料理店でアルバイトをしていました。その可児さんから「京都って、意外に町の中華屋さんがオススメなんですよ」と言われてはいたものの、限りある胃袋は鯖寿司やにしんそば、こってり濃厚なラーメンや豊かな牛肉文化を楽しむので精いっぱい。なかなか口にする機会がありませんでした。でもその言葉が頭に残っていたからでしょうか、たまたま本屋で『京都の中華』(幻冬舎文庫)を手に取ったのでした。

この本は、今まで京都の方々が体験的に蓄積してきた感覚を丁寧な取材によって「コトバ」にしたものです。たとえば、その中華の特徴は「静かな味」だと言います。お座敷や職人の仕事場に「におい」を持ち込むことが厳禁だったため、にんにくや強い香辛料を使わないこと。水が良い土地柄だけに中華ハムや豚骨を煮立たせて濃厚なスープを取るのではなく、良質な昆布と鶏ガラから透明感があって上品なだしを引くお店が多いこと。仕事を感じさせないのに、実はとても手が込んでいること。店内がいつでもきれいに掃除されていること。そういった事実を紹介しながら「静かな味」の正体を解き明かしてくれます。



先日、関西へ行く機会があったので、早速いくつかのお店に足を運びました。「カラシソバ」は、ゆでた中華麺をカラシ醤油で和え、海老

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