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MITが音声認識機能を低電力チップに収めることに成功、音声が聞こえたときだけ本体部が動き出す

MITが今日(米国時間2/13)、音声認識チップの開発を発表した。その発表によると、このチップを使うと各種応用製品の音声認識処理の部分の電力消費量が90〜99%節減される。音声技術は今やモバイル製品のほとんどに実装されており、中でもとくに、Siri, Alexa, Google Homeといった音声アシスタントアプリの人気がそのニーズを急増させている。このチップによりそれらの関連回路やソフトウェア部品が大幅に単純化されそうだ。
MITの開発チームは、IoT方面のユースケースをとくに強調している。音声対応を要するそれらのデバイスの電池寿命が、“数日”のレベルから一挙に“数か月”のレベルに向上することが期待される。教授のAnantha Chandrakasanはこう述べている:
ウェアラブルのアプリケーションやインテリジェントなデバイスにおいて、音声入力が自然なインタフェイスになるだろう。それらのデバイスは小型化が求められるから、タッチやキーボードなどとは違うインタフェイスが求められる。音声機能をクラウドではなくデバイス本体に埋め込む必要があるから、低電力消費は絶対的な条件である。
このチップには“音声活動を検出する(voice activity detection)”回路があり、音声と環境ノイズを区別する。そして

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